インザラフのポップアップカフェを経験後、自分のお店を開いた店主を訪ねる「お店探訪」。
3回目は、ウェブショップやマルシェなどで天然酵母のパンとお菓子の製造・販売をしている「Kinone」さんです。
今回は、三鷹で開催された「思いやりマルシェ」におじゃましてきました。
主催者の「エシカル、サスティナブルを伝えたい」という想いに賛同し、環境に配慮した商品を扱う店主たちが集まっているマルシェ。
会場となったアパートの一室には、みつろうエコラップや、自然食品、地球にやさしいアクセサリーなど、店主たちの想いが込められた品々が並んでいます。
「Kinone」さんのお店には、自家製天然酵母を使ったパンやスコーンがずらり。
「今朝、インザラフのキッチンで焼いてきました!」と話すのは、Kinoneを主催する山田さん。
使っている天然酵母はレーズンや酒粕など数種類あり、同じパンでも、酵母の種類を選べるのが山田さんのパンの楽しいところ。酵母によって香りや風味の違いを感じられます。
山田さんとインザラフの出会いは数年前。
「もともと天然酵母のパンとお菓子の教室を開催していて、販売用のお菓子の仕込みをする場所を探していたところ、縁あってインザラフを知りました」
最初はスタッフとして働くようになり、その後、週1でポップアップカフェを開くことに。
「仕込みから営業まで、ひとりでお店をやるのは大変なこともありました。友だちに手伝ってもらったり、知り合った人とコラボ営業したり、いろいろ経験できて、勉強になったこともたくさんありました」
残念ながら、現在はポップアップカフェの営業はしていませんが、今もスタッフとして働いています。
昨年はKinoneとして、「西荻カレーパン」プロジェクトに参加。インドカレーのおいしさや特徴を損ねないよう、パンとしてもおいしい、ここにしかないカレーパンを作るため試行錯誤しながらレシピを考案してくれました。
「これまで、私が主催するパン教室では、自宅で楽しむ作業としてのパン作りをシェアしたくてやってきました。でも、カレーパンのレシピ開発担当というお仕事をいただき、カフェのスタッフみんなでカレーパンを作るというのは、また違った楽しさがあり、貴重な体験になりました」
「インザラフには、いろいろな方が出入りしているので、思いがけない繋がりがたくさんできるのが面白いです。カレーパンも、インザラフでなければ、できなかったことだったと思います」
さまざまに活動の場を広げている山田さん。
スタッフとして働きながら、時にインザラフのレンタルキッチンを利用してパンやお菓子を作り、マルシェにも参加。
「レンタルキッチンを使えるのはカフェの営業時間外ですが、その時間の中で少しでも使いやすいようにと、他の方との日時調整もしていただけるので、とても助かっています。マルシェ用などでたくさん作るときにもキッチンが広いのでうれしいです」
「今まで、自分のお店を持つことは考えたこともなかったのですが、インザラフで色々な方に出会い、さまざまな考え方や感じ方に触れる中で、つい最近になって、お店を持つのもいいなと思うようになりました」
「ポップアップカフェやレンタルキッチンを使って、なにかやってみたいこと思う方は、ぜひ一度使ってみることをおすすめします。考えているだけではわからないことも、きっとたくさんあると思います」
今後の活動展開も楽しみなKinoneさん。これからも一緒になにかできるとうれしいです。
山田さんに会いに、インザラフにもぜひお越しください。
天然酵母のパンとお菓子 Kinone
Instagram:@harucokobo
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