いつか自分のお店を開きたい
こだわりのメニューや食材を多くの人に紹介したい
人と人がつながる場を提供したい
インザラフのポップアップカフェは、さまざまな想いを持った店主たちが営業しています。
「ポップアップカフェ営業中！」では、そんな店主たちの想いやこだわりをお伝えしていきたいと思います。
第１回は、毎月第２土曜日に営業中の「珈織珈琲」。コーヒーインストラクター1級の資格を持つ店主がその時期におすすめのスペシャルティコーヒーを厳選し、お楽しみいただいています。
店主は、神田神保町の自家焙煎珈琲「豆香房 神保町店」の店長でもある佳織さん。
普段はどんなお仕事をしているのか知りたいと、お店を訪ねました。
神保町周辺に4店舗を構える「豆香房」。佳織さんがいる「神保町店」は、神保町シアターの近くにあります。
お店に入ると香ばしい珈琲の香りでいっぱいに。
「販売している豆は約40種類。農園や生産者がわかるスペシャルティコーヒーにこだわっています」
スペシャルティコーヒーとは、日本スペシャルティ協会(SCAJ)が定める「生産者の情報が分かる、高品質で、美味しい珈琲」。
毎年、その年に生産された珈琲豆を国際審査員が評価し、100点満点中、80点以上のコーヒー豆だけが「スペシャルティコーヒー」と呼ばれます。（世界で流通しているコーヒーのうち、スペシャルティコーヒーは、わずか5%！）
せっかくなので、佳織さんが好きだという、ケニアの「ルアライ」をいただくことに。酸味とフルーティーな味わいが特徴のコーヒーです。
なんと、まるで紅茶みたい！フルーティーというのは、こういうことなのかというのがよくわかります。コーヒーは苦味がおいしいと思い込んでいましたが、全く違うおいしさもあるのだと気づきました。
「豆香房」さんは豆にこだわり、コロナ以前は、オーナーさん自ら海外の農園へ視察に行って、買い付けをしていたそう。佳織さんも一緒にコスタリカへ行ったことがあるそうです。
「もともと喫茶店が好きで、コーヒーも好きでしたが、詳しくはありませんでした。就職先を探していたら、たまたまこの店を見つけて働くことに。そこから珈琲にハマってはまっていきました」
仕事をしながらコーヒーインストラクター1級を取得し、店長も任されるように。
コーヒーのこと、スペシャルティコーヒーのことを知れば知るほど、その魅力をもっと多くの人に伝えたいと思いはじめた佳織さん。そんなときに出会ったのがインザラフでした。
「近所を散歩していたら、以前、ポップアップカフェをしていらっしゃった「Nyara cafe（現にゃらや)」さんを偶然みつけました。いつか自分の店を持ちたいなと、漠然とした夢があって、インザラフは1日からレンタルできると知って、あれこれ悩む前に、とりあえずやってみようと始めることにしました」
「インザラフは、自分の店を持つ体験を、1日からでもできるのがありがたいです。1人で切り盛りしてみて、今後の課題が見えてきたり、自信にも繋がりました」
普段からインザラフを利用している方や、偶然立ち寄ってくださった方、インスタを見てご来店いただく方など、様々なお客様が訪れ、一期一会を楽しんでいるという佳織さん。
一方で、まだまだ「スペシャルティコーヒー」の認知度が低いことにも気づいたそう。
「珈織珈琲を通じて、世界の高品質なコーヒーを1人でも多くのお客様に知っていただけると嬉しいですね」
そのためにも、今後は、「スペシャルティコーヒーを楽しめる店」として、もっと珈琲に特化していきたいといいます。
「ありがたいことに、『ドリップバッグありますか？』『豆は買えますか？』とお声掛けいただくこともあるので、テイクアウトやお土産用にも満足いただけるような商品を作っていきたいですね」
お客様の「美味しかった」の一言がやりがいです。今後も、新鮮で香り豊かなコーヒーを提供できるよう、私も日々研究、勉強していきます」
営業開始から、2022年5月で4年目を迎える珈織珈琲。
佳織さんが淹れるスペシャルな一杯をいただきながら、ぜひ、珈琲の話も聞いてみてくださいね。きっと楽しい話が聞けると思いますよ。
珈織 珈琲
毎月第2土曜日 10:00～18:00
Instagram @lovecoffee_yeaoh
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