• 未希子 坂田

ポップアップカフェ営業中! 〜 ジュウナナの朝 〜

いつか自分のお店を開きたい

こだわりのメニューや食材を多くの人に紹介したい

人と人がつながる場を提供したい


インザラフのポップアップカフェは、さまざまな想いを持った店主たちが営業しています。


そんな店主たちの想いやこだわりをお伝えする「ポップアップカフェ営業中!」。


第4回は、毎月第4土曜日に営業中の「ジュウナナの朝」です。


全国各地から厳選した無農薬抹茶と抹茶を使ったメニューをお楽しみいただいている「ジュウナナの朝」。


店主は大学3年生の西口さん。高校3年生の時に抹茶のオンラインショップをはじめるなど、抹茶に愛を注いできたといいます。



「奈良県生駒市で生まれ育ちました。生駒市は抹茶を点(た)てる道具、茶筌(ちゃせん)の産地で、茶道も盛んで、幼稚園で茶道体験もありました。茶道に興味を持ったのは小学校1年生の時。右脳を鍛える教室に通っていて、日本の歴史人物をたくさん覚える課題があったんです。その中に千利休がいて、なぜかめちゃめちゃ気になった(笑)。それで茶道を習うようになり、お茶にはまっていきました」


茶道は想像以上に奥深く、魅了されていった西口さん。


「道具に使われる伝統工芸品や花道に興味をもったり、掛け軸から禅にも興味が出てきたり、茶道を入り口に日本文化への興味が深まっていきました。高校入学と同時に長野に引っ越してからも、自分で点てて飲むの習慣は続けていました。でも、自分は気軽に飲んでいるのに、周りの人にとって抹茶はハードルが高いもの。もっとみんなが気軽に飲めたらいいなというのはずっと思っていました」



そんな時に出会ったのが無農薬の抹茶でした。京都の神社で開かれていたマルシェで、生産者が販売していた抹茶に衝撃を受けたそうです。


「普通の抹茶は、旨味を引き出すのがメインになっているので、どっしりと旨味が広がり、苦味もしっかりあるものが多いんですけど、無農薬の抹茶は苦味が強くなくて、後味がとても甘い。こんなにおいしいお茶があるんだと思って、他のものも飲んでみたいと調べるようになりました。でも、無農薬で作っている方はいるのに、それぞれ個別のサイトで販売されているので見つけるのがかなり大変で、それだけを集めたお店があったらいいなと思ってオンラインショップをはじめました(現在はリニューアル中)」


自分で選んだお茶を販売したり、生産者と交流することはとても楽しく、有意義な時間ではあるものの、一方で、実際にお茶を点てて出すことの楽しさも感じるように。




「長野のイベントでお茶を点てる機会が何度かあって、“お茶ってこんなにおいしかったんだ”って喜んでくれるお客さんも多くて、うれしかったです。どうやったら抹茶の魅力をもっと広めていけるか、どうしたら気軽に抹茶を楽しんでもらえるかと考えるうちに、抹茶を出せるカフェができたらいいなと思うようになりました」


大学受験の時、はじめて訪れた西荻窪の街に惹かれ、進学を機に住むことに。家探しをしながら、近所でカフェができるところも探していたところ、出会ったのがインザラフでした。


「自分でお店を作るならこんな内装にしたいというくらい、自分のイメージにぴったりで。壁の色がオンラインショップのテーマカラーと似ていたのも決めてでした。私はカフェで勉強するのが好きなので、ゆっくりパソコンっ作業をしていいというコンセプトもいいなと思って。お茶を片手に勉強したり作業したりしてくれたらうれしいなって」



大学に通いながら、月に1回、抹茶の魅力を伝えるべくお店を開くようになった西口さん。抹茶を飲むのは人生で初めてというお客さんも多く、最初のきっかけになれることがうれしいといいます。


「まだまだ、試行錯誤をしているところですが、いつかは、コーヒーや紅茶のように、抹茶も馴染みのあるものになるようにしたい。そのきっかけ作りになればと思っています。」


「大学では、国際日本学部で古文を勉強しています。日本の文化や社会、経済などを世界的な視点から学ぶ、海外で日本を研究されてきた研究者に教わることができるのが面白いですね。今は、和歌文学や歴史書の解釈を話し合いながら読むことを楽しんでいます。抹茶を含めて、将来は食に関わる仕事をしたいと思っているので、古文から日本の食文化を研究したいなと思っています」



月に1回でも続けることに意味があると感じているという西口さん。「前に来て、おいしかったから」と、また来てくれるお客さんもいる。


「お店を出そうと思うと、ものすごく大変に思うけど、インザラフはそういうハードルを下げてくれて、第一歩を踏み出せるとてもいい場所です。やってみたいと思う人は、えいやっと、やってみてほしい。頭の中で思い描いていることを形にしてみることで、その先にもつながると思います」


千利休にはじまり、抹茶から日本文化へと、どんどん興味を深めている西口さん。彼女が見つめるその先になにがあるのか、見てみたくて、ますます応援したくなります。インザラフが未来の扉を開くための鍵のひとつになれるとうれしいです。


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ポップアップカフェ「ジュウナナの朝」

毎月第4土曜日 9:30〜17:30

FB @ジュウナナとニブンノイチ

Instagram @jyunanano_asa

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